無の魔力

 今日は天気も良かったので洗濯をすることにしました。少々溜り気味だったのと、せっかく早く起きた記念ということで(だが時計は13時
 朝シャワーついでに下着入れて〜。洗剤入れて〜。スウィッチON!!
 動き出す洗濯機。その雑音をBGMに優雅なひと時。
 さぁて、着替えて買い物に……
 ……あれ? おかしいな?
 ねぇ! 下着のストックがねぇッッ!? 馬鹿な!! 何の魔法だッ!?
 僕の後ろでゴウンゴウンと音を立てる洗濯機。そうか、そういうことだったのか! ノストラ以下略
 しかし、無い袖は振れぬ! 改め無いものは仕方ない。でも買い物には行かないと僕、餓死。あと服欲しい。
 ということで、ここは一つ男気を出して! ノーパンで買い物に行こうではないか!!
 池袋着。道行く人は忙しく歩いている。ここに一人のノーパン戦士がいるなんて思ってもみないだろう。ふふふ。
 しかし、もしここに透視能力者がいたら、僕は自害しないといけないかもしれない。
 透視能力者がいないことを祈りながら、某服屋へ。
 ジーンズを選んでいたら、客の一人に店員と間違えられる。ジャケット選んでいたら、客の一人に店員と間違えられる。
 ……これはもしや、ノーパンの魔力かッ!?
 と喜び勇んで知り合いどもにメールを送ったのですが、皆の反応はとてもとても冷ややかなものでした。泣きそうになりました。